サンレコの記事で見つけたのですが、iOS機器とPC両方使う方には良いですね。(←自分がそうなんですけどね)
ICONNECTIVITY IConnectAudio4+
http://rittor-music.jp/sound/productreview/2015/10/48028
IConnectAudio4+は、コンピューター(Mac/Windows)とiOS機器を2台まで同時接続し、MIDIやオーディオ信号を相互にやり取りできるという画期的なインターフェースです。
との事。
要はPC側のDAWからiPadのソフト(アプリ)シンセを鳴らして、そのオーディオをPC側のDAWに簡単に録音出来てしまうんです。
例えば僕だったらStudio One3のMIDI OUTをiPadのシンセアプリにルーティングして、外部シンセを鳴らす感覚で打ち込み〜録音が出来ます。iPadも随分速くなりましたし、音質も十分実用に耐えられるレベルだと思います。更にIConnectAudio4+の様なAudio IFで聞けばイヤフォン端子で聞くよりもかなりクリアな音質になりますし。他にもPositive GridのBIAS FX等ギターアンプシミュレーターをiPadで立ち上げれば、iPadが外部ギターアンプのように扱えます。アンプシミュレータープラグインはそれなりに重たいものが多いですので、負荷をiPadに分散できるのも良いですね。あと良いなと思ったのが、iPadに給電しながら使えるのでバッテリーの心配もしなくて良い事。iPadで打ち込みした事がある方ならお分かりかと思いますが、結構バッテリーの減りは早いですからね。
ここで思い出したのは、Reasonなんかで有名なRewire。そう、Rewire 的な感覚。RewireはDAWともう一方の音楽ソフトを同期させるための規格なのですが、Rewireも同じPCで複数のソフトを立ち上げる事が多いので、負荷はそれなりにかかるんですね。それが簡単にiPadのパワーを使ってシンセアプリで鳴らせて同期出来て録音も出来るのは、かなり画期的でなないかと。
ちなみに去年僕が発表したこのギターインスト曲はMacは使わずiPadとギターだけで作ったんですよ。しかもオリジナルは96Kのハイレゾで。iPadのCubasisメインで結構出来てしまうんですね。iOSにはInter-App AudioやAudiobusというRewireの様な規格があってCubasisから別のシンセアプリのコントロールも出来るんですよ。(ややこしくなってきた、、)「iOSでの音楽制作」だけでも本が一冊書ける位の情報量がありますから(笑)
11/7発売の鈴木健治直伝! ギター宅録メソッド 〜ギターレコーディング匠の技とEDIT法〜 [DVD] でもiOSのアンプアプリの紹介や実演もしていますので興味があれば是非。これからiOSの音楽アプリは更に充実していくでしょう。他にもピッチ修正モノ(多分まだ無い)やボーカロイドのiOS版もDAWと簡単に同期出来そうですね。
以下、この記事で紹介したIConnectAudio4+やアプリ等リンク貼っておきます。
【正規輸入品】 iConnectivity iConnectAUDIO4+ マルチオーディオ/MIDIインターフェイス ICONNECTAUDIO4
PositiveGrid BIAS FX ギターアンプアプリ
Positive Grid Final Touch マスタリングアプリ
鈴木健治直伝! ギター宅録メソッド 〜ギターレコーディング匠の技とEDIT法〜 [DVD]